永久脱毛とは?メカニズムや種類、メリット・デメリットを徹底解説

「永久脱毛って何?全く毛が生えてこないことじゃないの?」

「永久脱毛のメカニズムを詳しく知りたい。効果を得るにはどこで施術を受ければいい?」

せっかく脱毛するなら、効果が高そうな永久脱毛を受けたい!と思う方も多いですよね。

本記事では、永久脱毛のメカニズムや種類、メリット・デメリットなどを徹底解説しています。

なんとなく漢字の並びだけでいまいち効果や特徴が分からない方も、最後まで記事を読めば永久脱毛に関する知識が身につきます。

今から医療脱毛を始めたいと思っている方に有益な情報を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

永久脱毛の定義

永久脱毛の定義
まずは、永久脱毛の定義を紹介します。

具体的な定義を発表している機関は2つあり、脱毛後の毛の再生率が20%以下である場合に「永久脱毛」を認めると判断できます。

永久脱毛の定義は、FDA(アメリカ食品医薬品局) によると、『一定の脱毛施術を行った後に再発毛する本数が、長期間において減少し、その状態が長期間に渡って維持されること』とされています。 また、AEA(米国電気脱毛協会)によると『最終脱毛をしてから1ヶ月後の毛の再生率が20%以下であれば永久脱毛と認める。』とされています。

※FDA:米国の政府機関で「保健・福祉省」に属します。
※AEA:1958年に設立されたアメリカ最大の電気脱毛士団体。

引用元:リゼクリニック公式サイト

よく勘違いしがちなのは、永久脱毛=毛がすべてなくなるという思い込みをしてしまうことです。

実際は脱毛前と比較してムダ毛の数が減り、長期的に脱毛効果をキープできることを指します。

永久脱毛のメカニズムや回数を徹底解説!

永久脱毛のメカニズムや回数
高い永久脱毛効果を実感するためには、ムダ毛の「毛周期」に合わせて施術を行うことが必須です。

毛周期は、ムダ毛が生え変わるサイクルを指し、成長期・退行期・休止期に分かれています。

脱毛施術は、成長期のムダ毛に合わせて行うことで、1回あたり毛量の約10〜20%を脱毛できると言われています。

効果には個人差がありますが、施術を受ける目安として以下を参考にしてみてください。

効果別の回数目安
  • 5〜6回:自己処理が楽になる
  • 8〜10回:自己処理がほぼ不要になる
  • 10回以上:ツルツルになる

永久脱毛効果は肌質・毛質によって左右されるので、施術部位によって毛の減りが早い・遅いなど感じ方が異なります。

1回で完了することはないため、根気よく施術を受けることが大切です。

永久脱毛できるのは2種類のみ

続いて、永久脱毛効果が得られる脱毛施術を2種類紹介します。

医療レーザー脱毛

永久脱毛医療レーザー脱毛
1つ目は、クリニック・皮膚科などの医療機関で行える「医療レーザー脱毛」です。

アレキサンドライトレーザーダイオードレーザーYAGレーザーといった医療用レーザーを毛根周辺組織(毛乳頭や毛母細胞)に照射し、破壊することで発毛機能を失わせます。

高出力のレーザーは黒いメラニンに反応するため、成長期のムダ毛をピンポイントに脱毛できるのが特徴です。

上記は、熱破壊式と呼ばれる脱毛方式ですが、最近では毛根より浅いバルジ領域に低出力のレーザーを連続照射する蓄熱式という脱毛方式を採用しているクリニックも増えてきています。

毛周期に合わせて施術を行う点は変わりませんが、熱破壊式に比べて痛みが少なく、短時間で施術を完了できます。

ただし、効果実感までに期間・回数がかかるので、永久脱毛効果を重視するなら熱破壊式を採用しているクリニックでの施術をおすすめします。

ニードル脱毛(針脱毛)

永久脱毛ニードル脱毛
ニードル脱毛(針脱毛)とは、毛穴に脱毛用の細い針を挿入し、微弱な電流によって発生する熱で毛根を破壊する脱毛法です。

1本ずつしか施術を行えないため施術時間はかかりますが、レーザー脱毛で一般的に効果がないとされる白髪・金髪などにも対応でき、施術を繰り返すことで永久脱毛効果が期待できます。

ただし、痛みを強く感じやすく価格も割高なので、永久脱毛の方法としてはレーザー脱毛の方が選ばれています。

サロンの光脱毛に永久脱毛効果はない

サロンの光脱毛に永久脱毛効果はない
脱毛施術はエステサロンでも受けられますが、サロンの光脱毛永久脱毛効果はないので注意してください。

永久脱毛は、資格を持った医師・看護師が在籍している医療機関でのみ行える施術となっています。

サロンの光脱毛で得られるのは一時的な減毛効果です。

レーザー脱毛やニードル脱毛に比べて痛みが少なく、1回あたりの価格が安いですが、脱毛後に毛がなくなっても時間が経つとまた生えてくるので、永久脱毛を受けたい方は医療機関を受診しましょう。

永久脱毛のメリット・デメリット

永久脱毛で得られるメリット・デメリットをまとめました。

永久脱毛のメリット

永久脱毛のメリット
永久脱毛のメリットは以下の通りです。

  • ムダ毛処理が不要になる
  • 肌トラブルが減り、清潔な状態を維持できる
  • カミソリなどムダ毛処理にかかるお金がなくなる

永久脱毛効果を実感できれば、ほぼ毛が生えてこなくなるため、ムダ毛処理が不要になります。

カミソリなどで肌を傷つける心配もなくなり、毛が無くなることで清潔な状態を維持できるのも嬉しいポイントです。

今までムダ毛処理に使用していた道具も不要になるため、経済的負担も軽減できます。

永久脱毛のデメリット

永久脱毛デメリット
続いて、永久脱毛のデメリットも見てみましょう。

  • サロンに比べて施術費用が高い
  • 高い効果を実感するには複数回通院する必要がある
  • 肌質・毛質に合っていない場合、効果が薄い可能性がある

永久脱毛効果があるレーザー脱毛・ニードル脱毛は、< span class="bold-red">サロンの光脱毛に比べて施術費用が高めです。

ただし、長期的な目線で捉えると半永久的に脱毛効果が持続するため、定期的なメンテナンスは必要ありません。

永久脱毛をしっかり実感するには、少なくとも平均5回程度施術を受ける必要があります。

また、レーザー脱毛の場合、肌質や毛質に合った機械で施術を受けられないと、効果が出るまでに時間がかかる可能性があります。

永久脱毛を受ける前に知っておくべきこと

最後に、永久脱毛を受ける前に知っておいてほしいポイントを紹介します。

脱毛前の日焼けに注意する

脱毛前の日焼けに注意する
脱毛前の日焼けはできるだけ避けましょう。

レーザー脱毛は黒いメラニン色素に反応するため、日焼けした肌にはリスクがあり対応できません。

施術を受けられたとしても、痛みを感じたり、効果を実感できない可能性があります。

外出時は日焼け止めを塗るなど対策して、肌が日焼けしないように注意してください。

ワックスや毛抜きを使ってムダ毛処理をしない

ワックスや毛抜きを使ってムダ毛処理をしない
ワックスや毛抜きでの自己処理は、肌に負担がかかるためNGです。

特に毛抜きでムダ毛を抜いてしまうと、毛根部分までなくなりレーザーがメラニンに反応しなくなってしまいます。

ムダ毛処理には、負担の少ない電気シェーバーがおすすめです。

あなたの肌質・毛質に合う施術を受けられるようにカウンセリングに行く

あなたの肌質・毛質に合う施術を受けられるようにカウンセリングを受ける
実際に施術を受ける前に、あなたの肌質や毛質に合った施術を受けられるか確認しましょう。

ほとんどの医療機関では、契約前のカウンセリングを実施しています。

肌質や毛質について相談したり、テスト照射を受けたりして、高い永久脱毛効果が期待できることを確かめてから契約すると安心です。

スケジュールに合わせて通いやすいかチェックする

スケジュールに合わせて通いやすいかチェックする
高い永久脱毛効果を得るためには、複数回施術を受けることが大切なので、施術を受けるクリニックが通いやすいかチェックしましょう。

自宅から近い位置にあったり、土日祝も診療を行っているとスケジュールに合わせて通いやすいです。

学校や仕事終わりに通いたい方は、夜遅くまで診療しているところを選びましょう。

アフターケアをしっかり行う

アフターケアをしっかり行う
脱毛後は肌が乾燥しやすいため、アフターケアは念入りに行ってください。

保湿剤をたっぷり塗っておくことで、炎症などの肌トラブルが起こる確率を減らせます。

アフターケアを行うと肌のコンディションも整うので、次回以降の施術でもしっかりと効果を実感できます。

まとめ:永久脱毛を受けるならクリニックのカウンセリングを受けよう

永久脱毛まとめ
永久脱毛は医療機関でしか受けられないため、高い効果を実感したい方は、クリニックのカウンセリングを受けましょう。

カウンセリングは無料で行っているところも多く、希望すればテスト照射も受けられるため、実際に足を運んでみることが大切です。

無理に契約する必要はないので、あなたの肌質や毛質に合った施術を受けられるか確認してみましょう。

永久脱毛が受けられるクリニックを詳しくチェックしたい!という女性の方は、おすすめ医療脱毛比較の記事も合わせてチェックしてみてくださいね。

男性の方は、おすすめメンズ医療脱毛比較で気になるクリニックを見つけられます。

当記事が、今から脱毛を始めるあなたの参考になれば幸いです。

 

【参考文献】
  • 米国FDA
  • 日本医学脱毛学会
  • 日本レーザー医学会
  • 厚生労働省 「医療広告規制におけるウェブサイトの事例解説書(案)」
  • 日本美容外科学会会報 Vol. 44 特別号
  • 内閣府「エステ・美容医療サービスに関する消費者問題についての建議」
  • 消費者庁「美容医療を受ける前に確認したい事項と相談窓口について」
  • 国民生活センター「医療法改正! 美容医療クリニックのウェブサイトにも広告規制が!」
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この記事を書いた人

脱毛専門メディア しろねこ脱毛専属執筆者、そして編集長佐藤ナナです。

あらゆる方面から脱毛の知識を吸収するため、実際に脱毛を受けた友人やクリニックの医師に独自インタビューを行い、米国の脱毛に関する論文も150件以上読み漁る。

自身の経験や得られた情報をもとに独自調査を重ね、大手〜個人経営のサロン・クリニックまで全てを網羅した上で後悔しない脱毛選びができるメディアを実現するため日々奮闘中。

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